竹中功のアロハなBLOG

現在は「謝罪マスター」を肩書に持ち、コミュニケーションなどの著書も多い著述家、竹中功がパーソナリティを務める『竹中功のアロハな気分』。 このページはその番組からスピンオフした企画。竹中功が出会った街の風景などを切り抜いてくる写真のブログです。吉本興業在籍時代に撮影した写真も蔵出ししますよ!

第9回ラジオDEフォトグラフ

アロハな撮影探訪 ~ 南千住編 (part2)

 

 

さて、先週に引き続き南千住周辺にある商店街をご紹介させていただきます。

今週はpart1で記載できなかったところをメインに写真を掲載していきますね。

 

目次

 

先週の記事を読んでいない方のために、先週の内容を少しだけご紹介。

今回の取材は下町の風情が残る商店街にスポットを当てており、都電荒川線路面電車に乗り、古い町並みの残る南千住周辺の商店街を散策しました。

 

↓先週の記事はこちら

 

takealo.hatenablog.com

 

果たして、再開発され変わりゆく都市に変わらずに残るモノはあるのでしょうか?

では、本編をご覧ください。↓

 

路面電車でメリークリスマス!

 

今回の取材は王子から始まりました。荒川都電の路面電車に乗るとクリスマス一色でした。

 

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運転席の様子

 

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車内の様子

 

普通、電車の車内って中刷りなどの広告だけで、確かにカラフルなんだけど、商売っ気があるというか無機質な感じがします。

対して、都電荒川はただ純粋にお客さんを楽しませるために装飾をしていて、なんだか人の温かみを感じられてほっこりしますよね。

 

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つり革にもクリスマスの飾り

 

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「職員さんが一つ一つ付けたんやなぁ」と竹中さん

 

ジョイフル三ノ輪は東京の秘境だった。

昨今、大型ショッピングモールの進出で地元の商店街が活気を失っているという話を聞きませんか?

 

そんな状況で今でも下町の風情をそのままに生き続けている商店街があります。その中で、今回は全天候型のアーケード商店街『ジョイフル三ノ輪』にフォーカスしてみました。

 

ここは大正時代開業と歴史は古く、かつては南千住銀座と呼ばれていたそうです。

現在でも戦後をそのまま閉じ込めたかのような雰囲気は現代の東京ではあまり出くわすことのない時間から取り残された、まさに秘境と言えるのではないでしょうか?

 

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戦後の雰囲気がそのまま残る建物

 

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ドロボー侵入禁止

『ドロボー侵入禁止』というド直球な看板がなんとも言えない路地裏。餌をもらう猫が路地裏によく似合いますね。

 

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ジョイフル三ノ輪 アーケード入り口

 

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アーケード内部

 

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ん?なんだ!?

アーケードに入ると大人子供入り混じって大勢の人が行進。

 

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たまたま出くわした地元のイベント

取材した時は地域のイベント(社会を明るくする運動)の真っ最中。

 

警察官が立ち並びパトランプが点灯していた為、何事かと思わず身構えてしまいましたが、交通整理の為のと事でした。びっくりしました・・・・

 

確認してみるとこの運動は。法務省主導で各自治体で行なっている犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深める為のイベントなのだそうです。

 

国主導なら交通整理も手厚いのは頷けますね。

 

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昔ながらの漬物屋さん

実はこの漬物屋さんは、写真でもわかるように半分は花を飾っており (売っている?)、お店の半分まではフローラルな香り、途中から漬物のかぐわしい香りといった具合でなんともシュールでした。

 

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地元に根付くパン屋

味のある木枠のショーケースと吊るされた手書きのポップが印象的な「パンのオオムラ」

 

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手作りの餃子屋

店頭て餃子の肉詰めをしていました。餃子8個300円!?

 

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数え切れないほどの惣菜が並ぶ

 薄暗いアーケードに、スポットライトで照らされた惣菜は宝石のように輝いていました。

 

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こぶし大のカキフライと焼き鳥を購入

食べたい焼き鳥を選ぶと、店員さんがその場で温めてくれて、通りの脇のテーブルで食べられます。特大カキフライは肉厚でジューシーなオススメの一品。

 

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竹中さんも三ノ輪の味に舌鼓


写真でご紹介したお店以外にも、八百屋、和菓子屋、花屋など数多くのお店が立ち並んいます。値札を見ると全体的に安い価格!


番組スタッフも今度プライベートで買い物に来ようって言ってたほどでした。

 

商店街INFO

 

 

 

南千住仲通り商店街は懐かしさの宝庫!

ジョイフル三ノ輪の近くに商店街があるということでハシゴしてみました。

南千住駅方面に10分ほど歩くと、「南千住仲通り商店街」が見えてきます。

 

この商店街周辺は古くは江戸時代の宿場町に端を発し、1960年代には繊維工業で栄えた場所です。南千住駅が近くにある為いつも賑やか。

 

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手入れされている看板

 

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新旧の建物がうまく共存している

 

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錆びた看板が商店街の歴史を物語る

 

ここはアーケードでは無く、開放型でおよそ300mの間に下町の情緒溢れる個人商店が軒を連ねます。

 

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商店街の案内図

 

看板の飾りや歩道の整備状況を見ると頻繁に手入れがされていて、明るい雰囲気です。

大型店舗の進出がない為が、古い建物と新しい建物がうまく共存しており、生きた商店街の本来あるべき姿なのではないかと思いました。

 

 

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大倉屋さんで取材

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竹中さんと記念撮影

Part1でも紹介させて頂いた豆腐屋の『大倉屋』さんでスタッフのお土産として豆乳ドーナツを購入。

 

↓ part1でも紹介してます!

第8回ラジオDEフォトグラフ - 竹中功のアロハなBLOG

 

この商店街ではイベントにも力を入れているようで、「納涼祭」やお買い得なショッピングイベント「だっちゃんウィーク」など商店街をあげて地域活性化に力を入れているそうです。

 

 

商店街INFO

 

 

撮影探訪〜南千住編はいかがでしたでしょうか?

今回、取材してわかったのは、昔も今も商店街とはそこに暮らす人の繋がりそのものだという事でした。

大型店舗の波に押されても、店が駐車場や更地になったりとその形や役割は変わっても、そこで暮らす人の繋がりは変わることがないのだと思います。

 

第9回は商店街がメインになりましたが、行くまでの道のりでも様々な興味深いものを見つけました。それに関しては、また別の機会にご紹介させていただきます。

 

さぁ、あなたもカメラ片手に街を歩いてみましょう!

きっと今まで見落としていたモノに出会え、素晴らしい驚きと発見ができると思いますよ。