第13回 ラジオDEフォトグラフ part3
アロハな旅~撮影探訪~
竹中さんに続き、スタッフも初詣の撮影をしてきましたのでその写真をご紹介させていただきます。part3は番組構成作家の佐伯さんが新潟のお寺に行ってきましたので、その写真をご紹介します。
竹中さんのレポートはこちら↓
736年に開かれた新潟屈指の古刹を巡る
2019年の初詣、乙宝寺に行ってきました!
ここ数年、年末~年始のハワイに行かない時・・・訂正、いけない時に嫁の実家・新潟に帰省します。その時の初詣が乙宝寺なのです!
新潟の冬は概ね天気が悪く、曇りか雨、気温が下がると雪という、暗くて寒い冬です!しかし、ウィンタースポーツには適していて、スキー&スノボーをする人にとっては雪質も良いことから、県内には有名ゲレンデが多数存在しています!
2019年1月1日は、雪時々みぞれの天候だったので、2日に延期。しかし同じような天候で、雪が小降りになった合間を狙って初詣となりました!
乙宝寺は、天平8年(736年)聖武天皇の勅願により行基菩薩、婆羅門僧正の二人の高僧が開山されました。七堂伽藍の中心、金堂には胎蔵界大日如来、阿弥陀如来、薬師如来の三尊がおまつりされています。
厄除開運、家内安全、新車加持、合格成就、商売繁盛、良縁成就などあらゆる請願の成就祈祷が随時おこなわれていて、特に正月初詣には参拝者が境内にいっぱいなります。しかしこの日は生憎の天候。それでも多くに人が初詣に来られていて、祈祷の太鼓がお堂に絶え間なく鳴り響いています。
この乙宝寺、実はお釈迦様の左の御眼が納められた寺なのです。
インド僧婆羅門僧正は、当寺にお釈迦様の左眼を納めて乙寺と名づけたといわれています。ちなみに右眼は、中国に納められ甲寺と呼ばれました。要するに乙と甲ですね!
平安時代後白河天皇は、左眼を納める金塔を寄進して、乙寺から乙宝寺に改名されたといわれています。
また、乙宝寺は伝説の寺で、元禄2年(1689年)7月1日、松尾芭蕉は奥の細道で乙宝寺を参拝したそうです。当時より桜の名所となっていたようで、『うらやまし浮世の北の山桜』という芭蕉の句碑が残されています。
参拝の帰りは、おみくじをひいて、出店で蒸気焼き(地元ではぽっぽやきと呼ぶ)を買って帰宅。今年は小吉でした!ちなみに昨年は大吉!
「欲張ってはいけない」ということなのでしょうか?今年は高望みしない1年にします!!
乙宝寺の歴史的建造物はこちら
仁王門
延享2年(1745年)改修。
奈良創建の金堂の古材が使用しているという。
三重塔
国指定重要文化財。元和六年(1620年)、村上城主周防守忠勝公の寄進により建立された。純和様式の建築で、柿葺きの線が美しい。塔内安置仏は普賢菩薩で、辰年と巳年生まれの守り本尊。
第13回はpart1,2,3と3回に分けてお送りいたしました。
その場所ならではの趣の初詣があると思います。あなたの初詣はどうでしたか?
今年の願掛けはできましたか?
良い2019年をお過ごし下さい!